3月 10, 2023
綠島灯台は綠島西北岬にある中寮村の中にあり、1939年に建造されて以来今まで80年を超える歴史のある建造物で2003年に台東県政府に歴史建築として認定されています。座高さ33.3メートルの真っ白な円柱の灯台は青い海をバックにした緑の小さな丘の上に建てられており、春になると周囲には野百合が咲き誇り絵画のような美しさを醸し出す綠島の必須マストな観光スポットです。平日は灯台周辺エリアのみ開放しており、灯台とその中については一般開放されていませんが、それでも沢山の旅行客が記念撮影の為にこの場所を訪れています。
綠島灯台はその美しい外観のみならず1937年当時世界最大だった豪華クルーズ船「プレジデントフーバー号」が綠島北部海域の岩礁に接触し難破しかけた際、船上の旅行客とその船員達が綠島の島民によって助けられたことを記念するものでもあります。アメリカ政府は綠島の住民が行なったその行いに報いるべく赤十字社を通じて綠島灯台の建設費用を寄付しました。灯台は第二次世界大戦時に破壊の憂き目に遭いますが1948年には現在のような真っ白な外観のものに再建され、以前に比べて更に強力な電灯が使われるようになったことにより、暗闇の中でも航海中の人々を正しい方向へと導いています。(写真提供:臺東縣政府)
住所: 臺東縣綠島鄉環島公路1キロ地点
- 開放時間: 09:00 – 18:00 (火曜定休日)