(嘉明湖ハイキング) 台東の美しいトレイルを探索

中央山脈の南二段に位置する嘉明湖は、近年、インスタ映えのスポットとして人気を博しています。 巨大な楕円形の長さ120メートル、幅80メートル、深さ35メートルの高山湖は、その形から「蛋池（たまご池）」とも呼ばれています。紺碧の空が湖面に映り、光のきらめきが、緑の草むらの下にやわらかくのどかな水の姿を見せ、「天使の涙」や「高山のサファイヤ」 と呼ばれるのもうなずけます。また、布農族（ブヌン族）の人々からは、「月の鏡」とも呼ばれています。嘉明湖の風景は、なだらかな丘陵地帯が広がり、とても開放的で、あまりの美しさに思わず息を呑むほどです。 嘉明湖は標高が高く、夏には花が咲き誇り、冬には雪景色が見られます。10月上旬から4月までの登山シーズンは比較的天候が安定しているので、登山におすすめですが、出発前に、もう一度天候の確認をしてください。(IG: @qqxlulu)

嘉明湖国家歩道は全長約13キロで、向陽国家森林公園を起点としています。プランとしては、最低でも3日間、ゆっくり登山したい方は三泊四日の旅がおすすめです。登山歩道全体が比較的標高の高い場所にあるので、高山病にならないように体調に注意しながらゆっくりと歩みしましょう。 嘉明湖への向かう道中には、三叉草原区の草むらで迷子になりやすい以外は、登山道は見通しが良く、登山道の6キロ地点には携帯電話の電波を受信できる基地局もあります。 また、沿道からは様々な絶景がみられます。「黑水塘」、「好漢坡」、「向陽名樹」、「向陽登山口観日出」などをプランに組み込んでみるといいでしょう。きっとあまりの絶景に、心を奪われてしまいます！体力が余っていたら、三叉山と向陽山へも登ってみてください。

入山前には、必ず事前に入山許可証と山小屋（向陽山屋、嘉明湖避難山屋）の確保をしなければなりません。また、嘉明湖国家歩道は難易度が高く、登り・下りも常に10kgほどの荷物を運ばなければならないので、きちんと登山計画がたてれる経験豊富なハイカー向きの山です。(IG: @nimo.mt)