年末は台東知本で心と体を癒し五感を満たす旅をしよう

今年も年末が近づいてきました。あなたはきっとこの一年沢山の事に挑戦され、苦労の多い日々を過ごされてきたのではないでしょうか。そんな一年間の疲労を一掃して新しい年を元気に迎える為のエネルギーをチャージする為に五感を満たせる台東知本旅行に出かけてみませんか。都会の喧騒から離れ、落ち着いた環境でリラックスしたひとときを過ごしましょう。

一日目

ルート:知本国家森林遊楽区 → 猴區廚房の温泉卵(山菜)→ 知本林道の滝 →台東光祭→宿泊

知本森林 圖片來源:ig @lilli.ankuo

一箇所目:知本国家深林遊楽区

五感の旅で最初に訪れるのは知本深林遊楽区です。台東の見逃せない観光地の一つに数えられているこの場所は台東市郊外に位置しており総面積110.8ヘクタール、標高110-650メートルの間にあり、気温の影響により植物や鳥類、昆虫といった多様な生物が暮らす様子を見ることのできる生態学教室のようになっています。エリア内には何本もの森林歩道があり青々とした植物を見て楽しむのみならず聴覚や嗅覚、触覚を通して自然を楽しめる上、大自然の恵みであるフィトンチッドの洗礼を受けられます。また50種類以上のハーブや水辺の植物を見ることのできる花見知本百草園もあり、季節風が吹き抜ける森林エリアや水流足裏マッサージができる歩道を体験することで心からリラックスしたひとときを楽しめます。

猴區 圖片來源:ig@gillleehom

二箇所目:猴區廚房の温泉卵(山菜)

知本森林遊楽区を回り終えたら、台東知本国家森林遊楽区入り口にある「猴區廚房溫泉煮蛋餐廳」に向かいましょう。美味しい料理と温泉卵を自分で作る体験などが提供されており、昨年度は人気テレビ番組からオススメ台東知本グルメの一つとして紹介されました。

ここでは五感の内の「味覚」を体験し、その素晴らしい味わいを記憶に残しましょう。看板メニューは山で採れた新鮮な山菜を使った「無毒野山菜(無農薬山菜)」と地元産の猪肉にソースをかけた蒜泥山豬肉(猪肉のニンニクソースがけ)はやみつきの味わい。台東で育った鶏を使った白斬玉米雞(鶏肉の水煮)は肉質が最高、台東の金針花を使った金針肉絲湯(ワスレグサと細切り肉のスープ)はスープの甘さが際立つ美味しさ。レストランの店内では大根の漬物や唐辛子ソースといった自家製調味料も販売されていてお土産にぴったりです。

  • 住所:臺東縣卑南鄉龍泉路268號

  • 電話:08-9516011

  • 営業時間:月〜日10:00-17:30

  • ウェブサイト:ファンページ

林道瀑布 圖片來源: Fb 陳緁翎

三箇所目:知本林道の滝

知本森林遊楽区の上方にある知本林道内には道沿いに滝という珍しい立地から台湾一行きやすい滝と呼ばれている「知本林道瀑布」があります。その為毎週末国内外から観光客が数多く訪れています。

知本林道の滝は林道に入って約4.5キロの地点にあり、林道に沿って進んでいくと滝の前に曲がりくねった山道が現れ、さらに3キロほど進むと様々な種類の蝶々や昆虫、台湾リス、台湾猿などを見ることができます。滝のそばに立って水音に耳を傾ければ心が平穏を取り戻し、プレッシャーや焦り、緊張が減るのを感じることでしょう。滝の周辺にある木々が空気を浄化し清々しく安らかさを感じる雰囲気を作り出しており、エネルギーが湧いてくるのを感じられます。この場所を訪れたら「目」「耳」「鼻」「触覚」を通してこの場所を訪れた事を深く記憶に刻みましょう。

  • 住所:臺東縣卑南鄉知本林道

  • 電話:08-9324121 (林管處)

  • 開放時間:24時間

  • 台東光祭 圖片來源:ig@m089571 大
  • 台東光祭 圖片來源:ig@uxustudio 有用主張uxu Studio

四箇所目:台東光祭(台東ライトフェスティバル)

秋は台東知本を訪れるのに最適な季節です。2023台東光祭(台東ライトフェスティバル)で昼間は美しい大自然を満喫し、夜は音と光をテーマにした「台東光祭」に参加しましょう!日本の有名アーティスト森岡厚地を含む12名の芸術家達が台東の為に製作した大規模作品の展示会が11月19日まで開催されており、昼も夜も楽しめる見どころ満載なシーズンイベントになっています。今回のイベントは「知本への回帰」がテーマで蝶の生態や卡大地布部落に根付く原住民文化、稲穂の美しい田園風景といった台東の要素を現代アートの手法で表現した作品が展示されています。山と海の美しい景色と共に楽しむ「知本への回帰・光祭」は知本温泉の夜が持つ特別な魅力を体感させてくれます。

  • 場所:臺東縣卑南鄉溫泉路376巷18號周辺及び知本圳親水公園の緑地

  • 開催期間:即日より-11/19 (計45日間)

二日目

ルート:卑南族(卡地布部落)→ 木雕芸術村 → 林道咖啡烘豆工作室 → 知本溫泉季 →宿泊

卡大地布部落 圖片來源:ig@pinuyumayan Ndhu

五箇所目:卑南族(卡地布部落)

台東知本を訪れたのなら、必ず地元部落を訪れて彼らの文化を体験してみてください!知本駅からそれほど遠くない場所にある卡地布部落伝統文化園区は「卡大地布」四大卑南族部落の一つに数えられており、伝統文化の色合いが色濃く残った建築が保存されている他、園内には展望台や巴拉冠といった伝統建築物が点在しています。ですがこれらの伝統建築は卑南族にとって重要な集会所としての役割を持っている為一般観光客の立ち入りは禁止されていますのでご注意ください。

もし卡地布部落についてもっと知りたいのであれば、多功能活動中心(レクリエーションセンター)にて原住民文化と歴史についての紹介が行われていますのでガイドツアーや手作り体験のDIY教室に参加して卑南族の歴史と文化について深く学び、目と心を用いてこの場所で体験した原住民の生活を記憶に深く刻みましょう。

  • 住所:臺東市知本里康定街116號

  • 電話:08-9511015

  • 開放時間:24時間

  • ウェブサイト:ファンページ

木雕藝術村 圖片來源:ig@christina Yihsuan

六箇所目:木雕芸術村

最も美しい木彫り芸術村として知られる「射馬干Kasavakan」。台東県建和社區にあるこの部落では主に卑南族が生活しており、木彫りは当初、部落の人々の繋がりを強くする為に行われていましたが、現在では部落が「木雕村(木彫り村)」と呼ばれる程村の代名詞として定着しています。

部落の通りは流木を用いて作られた彫刻作品が至る所に飾られており、赤煉瓦を用いた中華風の建築と相まって独特の雰囲気を作り上げています。もし運が良ければ木彫りを行っている様子までも見ることができるかもしれません。他にも部落では原住民の花輪を作るDIY体験教室や季節の野菜と原住民に伝わる塩漬けの豚肉や月桃の葉で包んだ米粿(お米を磨ったものを蒸した料理)が入っている「部落草地便當(お弁当)」があるので絶対に食べてみてくださいね、病みつきになること間違いなしの美味しさです。

圖片來源:fb 林道咖啡烘豆工作室 Leading Coffee

七箇所目:林道咖啡烘豆工作室

台東を訪れたらこの土地ならではのゆっくりとした雰囲気を味わいましょう。旅行の間、一杯のコーヒーを味わう時間を自分のために確保してリラックスしたひと時を過ごしませんか。知本林道側にある曲がりくねった脇道にある林道咖啡烘豆工作室は海岸山脈に近く、正面からは青々とした太平洋の海と緑島が見え、コーヒーと共に素晴らしい景色を堪能できます。

林道咖啡では自家焙煎した各国のシングルオジリンコーヒー豆を販売しています。それぞれのコーヒー豆が持つ最高の風味を保つ為、オーナーは選別から焙煎まで細心の注意を払って行っており、中でも淡いラム酒の香りを持つ「聖荷西(サンホゼ)」は機会があれば絶対に試して欲しい一品、もし気に入ったらお土産に持ち帰るのもおすすめです。嗅覚を通じてコーヒーの香りを記憶すれば日常へ戻った後もこの香りを嗅ぐ事で旅行した時の幸せな気持ちを思い出すことができます。

  • 住所:臺東縣卑南鄉溫泉村鎮樂36-8號

  • 電話:0910-607661

  • 営業時間:平日 13:00 ~ 17:00 (火曜定休日)、土日 9:00~11:30 / 13:00 ~ 17:00

  • ウェブサイト:ファンページ

溫泉季 圖片來源:fb 白玉湯屋

八箇所目:知本温泉季

秋の台東知本を旅行するなら温泉は外せません!2023の知本温泉季が開幕し、2024年1月1日までの三カ月間、毎週土日知本忠義堂前広場にて温泉マーケットが開催されます。期間中は「暖市集(暖マーケット)」「音楽パフォーマンス」の他「四大打卡燈飾造景區(四つのイルミネーションスポット)」が用意され、寒い冬も暖かい気持ちで過ごせます。他にもイベント期間に指定宿泊施設を利用すると温泉マーケットで使用できるお買い物券(温泉市集消費券)を獲得できるイベントや、知本エリアで500元を超えるお買い物をした際の明細書を提示するとプチギフトやiPhone15が当たる抽選券が貰えるイベントを地元温泉業者が共同で行っていますのでこの機会に是非ご利用ください。

  • 場所:知本忠義堂前広場

  • 時間:2023/10/07-2024/1/1毎週土曜日夜18:00-22:00

  • ウェブサイト: ファンページ

三日目

ルート:國本農場(台東の文化を知る)→ 九格浪 原住民風味餐→ 杉原陳家麻糬(お土産) →帰宅

  • 國本農場 圖片來源:ig@domingo Chiu (1)
  • 國本農場 圖片來源:ig@domingo Chiu (2)

九箇所目:國本農場(台東の文化を知る)

普段とは違った台東の一面を知りたいのなら「國本農場」を訪れましょう。原住民料理や創作物、史前から近代開拓移民までの歴史といった原住民文化を広める為に作られたこのプラットフォームでは半日ツアーや山間の村への小旅行といったディープな部落生活を体験することができます。1941に設立した國本農場は東台湾で唯一となる完璧な状態で保存された福建と日本の建築様式で作られた三合院スタイルの伝統家屋。SDGsの取り組みとして地元文化と自然資源の保護にも取り組んでいます。國本農場は現在予約制となっており15名以上の団体客のみ来場可能となっています。案内ツアーやDIY教室、アフタヌーンティーの他、時間によりそれぞれちがったテーマの体験活動を開催しており雰囲気のある住宅でそこに残る昔の記憶を味わいながら体験活動が行えます。

  • 住所:臺東市更生北路596巷161號

  • 電話:08-922 5181

  • 開放時間:09:00-17:00(月曜定休日、予約制,ツアーは15名から)

  • ウェブサイト:ファンページ

九格浪 圖片來源:ig@rr Travelcuisine

十箇所目:九格浪 原住民風味餐

原住民料理体験は台東旅行のハイライト、旅行者が特に魅力を感じる重要なポイントと言えるでしょう。台東の原住民料理には台東の大自然が生み出した恵みがたっぷり詰まっています!台東駅近くにある九格浪原住民風味餐は主に海の幸を取り入れた独創的な原住民料理を提供するレストランであり、例えば小米粽(粟ちまき)は外側を月桃の葉、内側を假酸漿葉(ほおずきの葉)で包み蒸すことで消化が良く栄養価も高くなる工夫が凝らされており、特におすすめのメニューである蛋中蛋(たまごのたまご包み)は魚卵を鶏卵で包み焼き上げた一品でほのかなねぎの香りと卵の食感が良く大満足できる一品で、これらの素晴らしい料理は旅行者の台東原住民文化に対する理解を深めてくれるに違いないでしょう。

  • 住所:臺東市文昌路57號

  • 電話:0987 426 418

  • 営業時間:10:00–14:00、17:00–22:00,水曜日定休

  • ウェブサイト:ファンページ

陳家麻糬 圖片來源:ig@lydiachen030

十一箇所目:杉原陳家麻糬(お土産)

台東旅行の締めくくりには美味しいお土産を買って帰りましょう!80年を超える老舗お餅店の「杉原陳家麻糬」は台東のお土産ベスト10に選出される程人気があります。3代目オーナーは昔ながらの味わいという固定観念を打ち破り、台東の大自然が育んだ素晴らしい水とお米を使って作った餅皮に地元で採れた特産品を組み合わせ沢山の人気商品を生み出しています。

看板メニューの鮮奶麻糬(ミルク餅)は初鹿牧場の新鮮な牛乳を使用しており台東の素晴らしい山々が生み出した牛乳の味わいを楽しめます。他にも珍しいカジキ味、台東でしか味わえないアテモヤ味などが揃っているので忘れずに試食してください!大自然の恵みを受けた台東という土地でしか作ることのできない自然で健康的なお餅は昔ながらの製法で作られており台東のお土産に最適です!もし今回の旅に心残りがあるのなら、是非また時間を作ってこの土地を訪れてみてください!

  • 住所:臺東市更生北路146號

  • 電話番号:089-232521

  • 営業時間:06:30~18:00

  • ウェブサイト:ファンページ