あなたはどのように新しい一年を迎えますか?
今年の年越しは台東で普段とは違う休暇を楽しみましょう。山と海に触れて心を洗い流し、大自然に抱きしめられてこの世界と、そして自分自身と向き合いましょう。さあ出発!旅の後はきっと台東で得た感動とエネルギーで満ちた状態で元の生活へ戻れます。
一日目
ブヌン族文物館 → 霧鹿砲台 → 天龍吊橋 → 六口溫泉 → 利稻部落 → 向陽國家森林遊樂區 → 向陽キャンプ場
一箇所目:ブヌン族文物館
ブヌン族文物館は海端鄉の玄関口と言える場所、まずは山林で活躍する高山原住民一族であるブヌン族について知りましょう。文物館の敷地は広く、三階建ての建物には沢山の収蔵品があり、木彫り彫刻に陶器や藤編みの飯盒といったブヌン族の工藝製品と伝統的な生活用品が展示されています。原住民文化に興味があるなら解説員によるツアーに参加してみるのも良いでしょう。文物館の動線に沿ってオーディオガイドに耳を傾けながら進み、狩猟民族である彼らの日常生活を知りましょう。
住所: 臺東縣海端鄉海端村山平2鄰56號
連絡電話番号: 089-931-638
営業時間: 09:00-12:00,13:00-16:30 (月曜日定休)
目安観光時間:1時間半
二箇所目:霧鹿砲台
霧鹿國小の裏手にある階段を上り、遠くに緑の生い茂る南横の森林が見えるその場所にブヌン族の神聖な狩猟エリアを向いた二台の古い巨大大砲が設置されています。日本統治時代日本軍は台東山岳エリアに住むブヌン族を鎮圧する為ここへ三寸の大きさの鉄製大砲を運び込みました。訪れる旅行客に平和を得ることは決して簡単ではない事、そして自分達の暮らす場所を守ろうと立ち上がった人々の勇気を忘れないでほしいと願い、村役場ではこの場所にレプリカの大砲を設置しています。
住所: 臺東縣海端鄉霧鹿村2鄰12號
目安観光時間:30分
三箇所目:天龍吊橋
南横公路に来たなら南横公路八景の一つに数えられている霧鹿峽谷に立ち寄るのを忘れてはいけません。海抜781メートルの新武呂溪に位置し、長い年月の間に侵食されて出来上がった長さ約9キロのV字型の渓谷から見える景色は壮大で、天龍吊橋はその中でも深さがあって流れが早い場所の上に架けられています。架けられた当初は利稻で暮らす人々が利用するのみでしたが、その後政府による観光と農産業の促進事業により改修され、現在は観光客が谷間を吹き抜けてきた微風を感じながら壮大な景色を楽しむことのできる場所になっています。
住所: 臺東縣海端鄉霧鹿村天龍橋
目安観光時間:30分
四箇所目:六口溫泉
南横公路は露天温泉の景勝地ですが、辿り着くまでに岩を登ったり沢を歩いたりする必要のある栗松溫泉と轆轆溫泉は難易度が高い中、公路の側にある六口溫泉は場所もわかりやすく行きやすいことから人気があります。水質は無色無味のナトリウム炭酸水素塩泉で疲労を和らげてくれるので近くを通りかかった時には立ち寄って足湯をしながら温泉卵を食べて、美しい黄金色の鍾乳石壁を眺めましょう。(注意:温度が高い為、入浴前に軽く触って水温をお確かめください)
住所: 臺東縣海端鄉南橫公路184.5K
目安観光時間:30分
五箇所目:利稻部落
海抜1068メートルの場所に位置する利稻部落は周囲を高山に囲まれた、青青とした緑の豊かな桃源郷のような場所、背の低い建物と田畑が整然と並ぶ様子からは純朴さが感じられます。標高が高いため気候は涼しく爽やか、のんびりと歩き回って清らかな空気の中で深呼吸をしましょう。詩に出てきそうな美しい山川の景色を楽しみながらブヌン族の人々との温かな交流を楽しみましょう。(図:IG@skyofthehsien)
住所: 臺東縣海端鄉台20線177K處
目安観光時間:1時間
六箇所目:向陽國家森林遊樂區
日々の生活でストレスを感じていませんか?休みを利用してマイナスイオンがたっぷりの林で虫や鳥の声に耳を傾けながら森林浴をして情緒を安定させましょう。海抜2320メートルの場所に位置する向陽國家森林遊樂區は主にニイタカアカマツ、タイワンベニヒノキ、タイワンハンノキで構成されており、豊富で多彩な生き物達と雲海を眺められることで有名です。エリア内にはビジターセンターと五つのハイキングコースがあり、難度も中級と高くないので普段山登りをする習慣がない人も安心して挑戦できます。(図:IG@comerubybaby)
住所: 臺東縣海端鄉利稻村3鄰向陽7號
連絡電話番号: 089-337-167
営業時間: 08:00-17:00
目安観光時間:2時間
七箇所目:向陽キャンプ場
夕暮れ時の山々を眺め、夜は星空の下で眠り、早朝は朝日に染まった雲海を眺める。向陽キャンプ場なら一度に三つ全てを叶えることができます。キャンプ場には25の4人テント用サイトがあり、その他にも調理台、洗面所、ウォーターサーバーといった基本施設は全て揃っています。サイトはすべてウッドデッキで高さを出してある上、四隅には夜間照明が取り付けてあるので夜中も安心、コンセントもあり充電もできます。来場時は必ず事前に申請を行なってください。(図:IG@ling309)
住所: 臺東縣海端鄉向陽1號(向陽遊樂區のキャンプ場は向陽派出所の後方です、向陽山屋の隣ではありません)
二日目
水也上居 → 大坡池でボート体験 → 伯朗大道でサイクリング → 芭洋Amis美饌 → 桑樹溪で沢登り → 黑松羊肉爐(ヤギ鍋)
一箇所目:水也上居
山線を巡るなら池上は必見、そして池上にきたのなら池上米を食べないわけにはいきません。朝になったら山を降りて美味しく特別な池上米を使った朝ごはんをいただいて、一日をエネルギーに満ち溢れた状態でスタートさせましょう。水也上居では池上米を使ったライスバーガーや米粉パンを使ったトースト、お米のスフレといった手作りメニューを提供しており、その香りと美味しさに頬が緩んでしまいます。二人のオーナーは音楽と旅行を愛し、店内には彼らの私物コレクションが飾られており、その秘密基地のような雰囲気に親近感が湧くことでしょう。(図:IG@picgraphon1)
住所: 臺東縣池上鄉中華路2號
連絡電話番号: 0933-081-045
営業時間: 10:00–17:00 (火曜日定休)
二箇所目:大坡池でボート体験
朝ごはんを食べたら「台東十景」に選ばれた池上大坡池へと向かいましょう。大坡池は断層によって形成された天然の湖で、湖の周囲は歩きやすい遊歩道になっておりどこからでも素晴らしい風景を眺めることができます。ボートに乗れば近距離で鏡のような湖とそこに映りこむ周りの美しい山々を見ることができます。伝統的な竹筏、カヌー、SUP、もしくは二人乗りの足漕ぎボートの他、観光遊覧船に乗ることもできます。静かな湖面を揺らす微風を感じましょう。
住所: 臺東縣池上鄉池富道路23號
目安観光時間:1時間半
三箇所目:伯朗大道でサイクリング
紹介する必要がないほど有名な観光地である伯朗大道、このあたりを観光するのに一番便利なのが実は自転車なのです。雄大な山々の麓に広がった稲田には一本の電柱もなく、昔からの美しい風景が維持されています。その様子は見る人それぞれの心にある原風景と重なって、昔の記憶を思い出させます。曲がりくねった小道を自転車で走り、道の両側に広がる稲穂を眺め、微風にゆらゆら揺れるリズムに身を任せて心をときほぐしましょう。
住所: 臺東縣池上鄉伯朗大道
目安観光時間:1時間半
四箇所目:芭洋Amis美饌
芭洋Amis美饌ではアミ族のおまかせ料理を提供しており、縱谷の厳選素材を使った料理はどれも箸が止まらなくなる美味しさです。新鮮な魚を使った焼き魚はとろけるような柔らかな食感で、お肉のくどさを全く感じない焼肉もおすすめメニュー、もちもちとした食感の池上米と合わせれば一口また一口と止まらなくなる美味しさです。雰囲気の良い店内には原住民音楽が流れ、オーナーのホスピタリティがどこかしこに溢れていて、まるで友達の家に遊びに来たような気分にさせてくれます。注意:事前予約が必要です。現在は4名以上からのみ予約受付しております。
住所: 臺東縣池上鄉大埔村5 鄰 51 號
連絡電話番号: 0917-838-023
営業時間: 18:30–21:00(月・火曜日定休)
五箇所目:桑樹溪で沢登り
桑樹溪は大南溪からの支流で、上流に民家やお店がないため沢水は澄んでおり、疲れた心を癒してくれます。両側は高い峡谷、足元は変化の富んだ地形の河床になっています。プロガイドに導かれて安全な環境で滝下りや飛び込みといった刺激的で忘れられない体験をすることができるのでとても良い思い出になります。(図:IG@ksadmg)
住所: 臺東縣卑南鄉東興村東園二街3號
詳細:現地の沢登りガイドにお問い合わせください
六箇所目:黑松羊肉爐(ヤギ鍋)
午後に冷たい沢水に浸かった日は、夜にヤギ鍋を食べて体の寒気を追い払いましょう!黑松羊肉爐は名前の知れた有名店で、良心的な価格と昔から変わらない味で人気です。漢方を使った甘めのだしは香り高く、一口飲むだけで胃がぽかぽかして体が温まります!ヤギ肉は柔らかくて口に入れるととろけるような食感、ヤギ肉好きなら絶対に食べて欲しい一品です!(図:IG@yth86)
住所: 臺東縣臺東市知本路三段144之2號
連絡電話番号: 089-512-477
営業時間: 11:00–13:30, 16:30–21:00(水曜日定休)
三日目
都蘭ビーチでヨガ体験 → 「部落食尚1980天天出發」ツアーに参加しましょう
一箇所目:都蘭ビーチでヨガ体験
都蘭ビーチは日の出を迎えるのに最適な秘境です。都蘭觀海平台(景観台)から人の少ないビーチへ降りたら静かで柔らかな砂の上に座って、遠くの太平洋からゆっくりと登る日の出を眺めながら波の音を聞き、寝起きの身体をそよ風に預けて身も心もリラックスすれば、静かで落ち着いた心を取り戻すことができます。(図:IG@ujc_photography)
住所:臺東縣東河鄉台11線(都蘭派出所向かいの道を進んでください)
二箇所目:「部落食尚1980天天出發」ツアーに参加しましょう
台東の美味しいものと言えば、原住民スタイルの料理を外すわけにはいきません。今回台東部落美食として部落の食べ物と文化体験ができるユニークで斬新な7つのツアーをご用意しました。本日より12月末まで毎日、台東の北から南まで見て回れるツアーにたったNT$1980で参加できます!ぜひこのチャンスを見逃さずに!(図:FB@ ttstylefood)
オフィシャルウェブサイト:https://ttstylefood.com/