野菜皇后（ワイルドベジクイーン）と連れ立って 野菜と共にある本来の日常を取り戻す

原住民族の伝統的な生活は自然とは切り離せないものであり、先人達は知恵と経験によって野菜（山菜を含む）に関する知識を築き上げてきました。その貴重な資産をこれからも継承してゆく為、「野菜皇后（ワイルドベジクイーン）」が誕生したのです。

2019年11月に成立した「野菜皇后（ワイルドベジクイーン）」は東台湾地域の原住民部落に住まう年齢を合計すると500歳を超える7名の女性達により構成されています。彼女達はわずか二、三年の間に百近い東台湾地域の原住民部落を訪れそれぞれの部落に伝わる野菜についての知識を学びました。

「野菜皇后（ワイルドベジクイーン）」達は多様な商品プロモーションとセルフメディア力により、多くの人々に野菜の良さと知識を紹介しています。野菜の栄養に注目して開発された彩り鮮やかな「野菜手工皂（手作り野菜石鹸）」にコロナ禍人気を博した宅配サービス「野菜箱」。そして現在、野菜をテーマにした音楽や野菜料理、野菜石鹸の手作り体験ができる部落ツアーも開始しています。

これらのプロジェクトを実行するにあたり、原住民部落の女性達に野菜の収穫作業から収入を得てもらう事で、部族の経済を活性化したとして原民會百萬精實創計畫（原住民会による経済創生プログラム）で高い評価を受けました。野菜皇后は地方観光とリンクして我々の日常へと溶け込むと共に、野菜の経済効果を最大限まで引き出します！