台東の東海岸、金樽漁港と湾の全景
金樽漁港の湾の全景写真:台東県政府交通及観光発展処
2025年台湾オープン・オブ・サーフィンのラウンド16で、金樽の波に乗る日本のRiaru Ito選手
2025台湾オープン・オブ・サーフィン ラウンド16、金樽で波に乗る日本のRiaru Ito選手写真:World Surf League(撮影:Beatriz Ryder) ・ 台湾オープン・オブ・サーフィン
台東・金樽ビーチに朝の波が打ち寄せる様子
金樽ビーチの朝の波写真:台東県政府交通及観光発展処
2025年台湾オープン・オブ・サーフィンのラウンド16で、金樽の波に乗るオーストラリアのReef Heazlewood選手
2025台湾オープン・オブ・サーフィン ラウンド16、金樽で波に乗るオーストラリアのReef Heazlewood選手写真:World Surf League(撮影:Beatriz Ryder) ・ 台湾オープン・オブ・サーフィン
台東・東河旧街に並ぶサーフショップ
東河旧街とサーフショップ写真:東部海岸国家風景区管理処
2025年台湾オープン・オブ・サーフィンのラウンド16で、金樽の波に乗る日本のKana Nakashio選手
2025台湾オープン・オブ・サーフィン ラウンド16、金樽で波に乗る日本のKana Nakashio選手写真:World Surf League(撮影:Beatriz Ryder) ・ 台湾オープン・オブ・サーフィン
2025年台湾オープン・オブ・サーフィンのラウンド16で、金樽の波に乗る日本のIkko Watanabe選手
2025台湾オープン・オブ・サーフィン ラウンド16、金樽で波に乗る日本のIkko Watanabe選手写真:World Surf League(撮影:Beatriz Ryder) ・ 台湾オープン・オブ・サーフィン
台東の東海岸、金樽漁港と湾の全景
金樽漁港の湾の全景 写真:台東県政府交通及観光発展処

3つのポイント

  • 東河と金樽は一年中波がありますが、コンディションが最も良くなるのは北東の季節風が吹く秋冬。早朝のオフショア(陸風)が、形の整ったきれいな波をつくります。
  • 台湾オープン・オブ・サーフィンは今年11月6日〜22日に金樽で開催。国内戦は11月6日〜8日、国際大会(WSL QS 6,000)は11月14日〜22日で、金樽は世界に4つしかない同グレード大会のシーズン最終戦です。
  • 東河では3時間の初心者体験レッスンがあり、腰までの深さの安全なエリアで、インストラクターが付き添って練習できます。海に入る前にはポイントのマナーを覚え、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

2026 台湾オープン・オブ・サーフィン|金樽漁港

金樽漁港で大会を観戦しよう

11月6日〜8日国内戦
11月14日〜22日国際戦(WSL QS 6,000)

スケートボード大会、太平洋体力チャレンジ、ダンス大会、海洋マーケット、サーフ写真コンテスト、サーフ小旅行などを開催。日程は変更になる場合があるため、主催者の最新情報をご確認ください。

2025年台湾オープン・オブ・サーフィンのラウンド16で、金樽の波に乗る日本のRiaru Ito選手
2025台湾オープン・オブ・サーフィン ラウンド16、金樽で波に乗る日本のRiaru Ito選手 写真:World Surf League(撮影:Beatriz Ryder) ・ 台湾オープン・オブ・サーフィン

朝5時、6時。空はまだ鉛色なのに、馬武窟渓の河口ではすでに20人ほどのサーファーがボードにまたがり、波を待っています。大会の日でもなく、東河のごく普通の秋の朝です。北東の季節風が吹き始めると、台東の東海岸は一年で最高の波のシーズンへ。この季節の波を追いかけてくれば、あなたもここで、少しずつサーフィンが好きになっていくはずです。

東河・金樽の波がいちばん良いのはいつ?

台東・金樽ビーチに朝の波が打ち寄せる様子
金樽ビーチの朝の波 写真:台東県政府交通及観光発展処

答えは秋冬、そして早朝です。3キロにわたって続く金樽のビーチは一年中波がありますが、秋になると季節風が波を押し上げ、崩れの少ない整った波が次々とやって来るためプロサーファーも好むほどの波の形です。早朝は山から海に向かって陸風が吹き、その風を受けて波が切り立ち、形が最も美しくなるので、サーファーたちが早起きなのもそのためです。

なぜ世界トップクラスの選手が金樽で戦うのか?

2025年台湾オープン・オブ・サーフィンのラウンド16で、金樽の波に乗るオーストラリアのReef Heazlewood選手
2025台湾オープン・オブ・サーフィン ラウンド16、金樽で波に乗るオーストラリアのReef Heazlewood選手 写真:World Surf League(撮影:Beatriz Ryder) ・ 台湾オープン・オブ・サーフィン

良い波には、自然と国際大会から注目されます。台東県政府は2011年から金樽漁港で台湾オープン・オブ・サーフィンを開催し、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)と連携してきました。これまでに延べ960人の選手が出場し、数十万人が観戦に訪れています。今年の大会の見どころは3つです。

  1. 会期は11月6日〜22日。国内戦は11月6日〜8日、国際大会(WSL QS 6,000グレード)は11月14日〜22日です。
  2. 同グレードの大会は世界で4つだけ。金樽はそのシーズン最終戦です。
  3. スケートボード大会と太平洋を舞台にした体力チャレンジが初登場。ビーチから世界のトップサーファーの技を間近で観られます。

東河のサーフタウンはどうやって生まれた?

台東・東河旧街に並ぶサーフショップ
東河旧街とサーフショップ 写真:東部海岸国家風景区管理処

今では想像しにくいのですが、このサーファーの町には、かつて包子(パオズ)の店と釣具店が1軒ずつあるだけでした。世界各地のサーファーが旅に訪れ、長く滞在するようになって、東河には少しずつサーフコミュニティが育っていきます。2022年には、サーフショップと民宿を兼ねた事業者が10軒ほどになりました。

その始まりとしてよく名前が挙がるのが、元日本のプロサーファー、清水淳さんです。2005年に台東へ来た清水さんは、ブヌン族の妻・イブさんとともに東河に定住。翌年、民宿・食堂・サーフィンスクールを兼ねた「熱帯低気圧」を開き、2008年には台東県サーフィン推進協会の設立に尽力しました。地元の子どもたちの多くは祖父母に育てられ、危ないからと海に近づくことを許されていませんでした。そこで夫妻は、子どもたちに水泳とサーフィンを無料で教え始めます。2017年には、もともと泳げなかった子どもたちの中から、3人のサーフィン選手が誕生しました。

東河で初めてのサーフィン、どこから始めればいい?

2025年台湾オープン・オブ・サーフィンのラウンド16で、金樽の波に乗る日本のKana Nakashio選手
2025台湾オープン・オブ・サーフィン ラウンド16、金樽で波に乗る日本のKana Nakashio選手 写真:World Surf League(撮影:Beatriz Ryder) ・ 台湾オープン・オブ・サーフィン

東河ビーチの初心者体験レッスンから始めるのがいちばんです。ここの波は比較的穏やかでパワーもほどよく、パドリングやテイクオフの練習にぴったり。地元のサーフショップは予約制の少人数レッスンを行っていて、3時間のコースは陸上と海の中での練習が1回ずつ。腰までの深さの安全なエリアで、インストラクターが終始付き添うので、水が苦手な人でも安心して体験できます。

台東・東河の店で売られている包子(中華まん)
東河包子写真:東部海岸国家風景区管理処

海から上がったら、常連サーファーのリズムをまねてみましょう。早朝に2〜3時間波に乗り、宿に戻って朝食をとりながらその日のライディング映像を見返す。それから東河包子をひとつ買って、ガジュマルの木陰でゆっくり味わいます。

海に入る前に知っておきたいこと:海を愛する4つの約束

2025年台湾オープン・オブ・サーフィンのラウンド16で、金樽の波に乗る日本のIkko Watanabe選手
2025台湾オープン・オブ・サーフィン ラウンド16、金樽で波に乗る日本のIkko Watanabe選手 写真:World Surf League(撮影:Beatriz Ryder) ・ 台湾オープン・オブ・サーフィン
  1. ポイントのマナーを守る:金樽漁港のそばのポイントは漁船の航路でもあります。漁船が出入りするときは道を譲りましょう。
  2. 海況の判断はインストラクターに:金樽は波が立つと波が大きく、流れも強くなります。初心者は、海底の地形や離岸流についてインストラクターから説明を受けてから海に入りましょう。
  3. 海にやさしい日焼け止めを使う:東海岸の日差しは強烈です。海にやさしい日焼け止めを選んで、肌も海も守りましょう。
  4. ゴミは持ち帰る:ビーチを離れる前に自分のゴミを持ち帰り、この海岸のありのままの姿を守りましょう。

秋冬の波は、毎年必ず戻ってきます。まずは国際大会を観戦し、次に体験レッスンを申し込んでみてください。そしていつかは河口で早起きして波を待つ一人に、あなたもなっているかもしれません。

旅のプランを立てよう

よくある質問

台東でサーフィンができる場所は?
東河と金樽は台東東海岸を代表するサーフポイントです。東河ビーチは波が穏やかで初心者向き、金樽は波が大きく流れが強いため経験者向きです。

2026年の台湾オープン・オブ・サーフィンはいつ?
11月6日〜22日に金樽漁港で開催されます。国内戦は11月6日〜8日、国際大会(WSL QS 6,000グレード)は11月14日〜22日です。

サーフィン未経験でも体験できる?
できます。東河の初心者体験レッスンは約3時間。腰までの深さの安全なエリアで練習し、インストラクターが終始付き添います。事前予約が必要です。