米の里でレジャー体験・緑の癒しの休暇を楽しもう
池上や關山は人を虜にする田園風景と美味しいお米で有名です。今回は皆さんをちょっと違った台東のディープな旅にお連れします。普段とは少し違う方法で縦谷の美しい景色を楽しみ、豊かな土地の農産品に出会い、稲田の美しい風景を眺めて、蜂蜜採り体験に出かけて、稲藁でマッサージ棒を作る。すべて忘れられない思い出になりますよ。農村の田園の間をぬけて、私たちと一緒にプチ旅行に出かけましょう!
朝:關山米國學校 → 關山德高コミュニティ・ランドアート → 池上樂蜂場
昼:首禾-米漿Cafe(ランチ) → 稲藁マッサージ棒体験/池上鄉農會 → 池上穀倉藝術館
夜:舒食男孩(ディナー) → 茶田關舍民宿 チェックイン
一箇所目
白米の五感体験
關山米國學校
關山地区は良い山と良質な水があり、優良なお米が育ちます。せっかく關山に来たのに關山米を食べていないのならばそれは来なかったも同然。關山米國學校、それは關山について教えてくれる重要な場所です!
米國學校は台9号線の側に位置しており、この「学校」は關山鎮の關山鎮農會レジャー観光センターより古い米倉庫と穀物倉庫を改築して建設しました。水稻文物館(博物館)とお米のDIY教室、米粒絵画教室、農産品の展示販売センターなどがあり、白米を五感で感じる体験「お米を見る(稲からの生産過程)・聞く(説明を聞く)・食べる(昔ながらの大きなお椀で米を食す)・遊ぶ(精米DIY体験)・買う(農家直接販売)」ができます。
授業開始!お米の香りが漂う建物の中では、昔の米作関連の農具見学やお米の種類について学ぶ他、DIY教室に参加して精米過程(玄米・胚芽米・白米になる過程)を勉強することもでき、お土産に自分で精米したお米を持って帰れます(1キロのお米と参加記念ボックスが貰えます)。最後に忘れず見て欲しいのが米國學校の隣に広がる關山花海です。季節が合えば一面花畑が広がっていて壮観ですよ!( Photo Credit: IG @magicshih)
住所: 臺東縣關山鎮昌林路24-1號
電話: 089-814-903
営業時間: 08:00 – 17:00
観光目安時間:1時間半(DIY体験約30分)
二箇所目
稲田の中で「牛に説法」
關山德高コミュニティ
優美なピアノの音が美しい稲田の中から流れてくる、とてもロマンチックな感覚。今關山德高コミュニティに来ると、艶々とした緑が眩しい稲田の中央に置かれた特別な「ピアノ」を見つけられますよ!
この「ピアノ」は、元々2020年に発表された《縱谷大地藝術季 漂鳥197》というインスタレーション作品の中の一つ、作品名は〈AWIDAY TO SIPALAAY 感謝土地!〉になります。パイワン族の芸術家阿旦‧達魯札隆さんと木工作家陳勤さんの共同創作で、その造形から現地の人々には「牛に説法」と呼ばれています。作品は土地、そして農民への感謝の気持ちを水牛という形で表現し、人も牛も同じく大自然の一部であると伝えようとしています。牛の背中につけられた音符には音楽は土地との対話であるという意味を込められており、その隣には大きな曲がり山芋の葉が広がる。過酷な生活の中で農業に勤しむ人々への敬服の意を表した作品です。
この水牛を模したピアノは音を奏でることはできませんが、そのピアノを前にして座り、目を閉じて静寂の中稲の香りを纏いながら拭いてくる風を思いっきり吸い込むと、まるで心の中についた皺を取り去ってくれるような静かな気分にさせてくれます。目の前に広がった稲、その一本一本がまるで音符のようで、心の中に音楽が溢れ出てくるようなこの気持ちが「大音希聲(音のない美しい音)」の本質なのかもしれません!( Photo Credit: IG @junjunmylife )
住所: 臺東縣關山鎮德高里
入場料:無料
観光目安時間:1時間
四箇所目
濃厚なお米の香りを味わう
池上首禾SOHER-米漿Café
池上に来たらこの時間が止まったような村で、一杯の米漿(お米とピーナッツの甘いドリンク)を飲み、お米の里の自然で懐かしい匂いを吸い込み、この首禾Caféで食事をして心も体もリラックスした時間を過ごしましょう。
あなたも池上が好きですか?それならぜひ首禾SOHER-米漿Caféについて知って欲しいです。店名「首禾」の「首」はオーナー大雄さんが家族を伴って北部から台東へ移住したこと、そして「禾」はこの地方の代表的農作物であるお米の稲穂を指しています。大雄さんは仕事で池上を訪れた際、池上のゆったりとした生活の息遣いや、美しい山々と美味しい水に感銘を受け一家で移住してきました。また自分のようにこの地を訪れた人々に池上の良いところを伝えたいと池上産の食材を使った食事を研究しています。カフェにはとても居心地の良い休憩スペースも用意されてありますよ。
カフェでは池上産のお米を使ったメニューをたくさん用意され、主食類はお米、麺類の他もちもちとした歯応えと爽やかな香りのアバイ(原住民料理)や、オリジナルのリゾットなどがありどれも体に良く味も文句なし。飲み物はカフェで一番力を入れている部分で、その中でも特に米漿(お米とピーナッツの甘いドリンク)と黒きくらげを使ったデザートは池上に来たら絶対食べて欲しい人気メニューです。米漿は口当たりがとっても滑らかで甘く爽やかな味わい。タロイモ・胡麻・抹茶・チョコレート味もあって、どれもお互いの良さを引き立てています!黒キクラゲのデザートは14時間もコトコト煮込んでありやさしい甘さで滋養にも良い味わいです!( Photo Credit: IG @fe780914 )
住所: 臺東縣池上鄉中山路225號
電話: 0905-556-685
営業時間: 12:00–21:00
五箇所目
稲藁でつくるマッサージ棒
池上鄉農會
平日は仕事が忙しくって常に腰や背中が痛い?それなら池上鄉農會に予約を入れて稲藁を使ったマッサージ棒を自ら作ってみませんか。自分で作った稲藁棒は香りが良いし、プレゼントにもぴったりです!
稲藁棒はお米を収穫後の残った稲藁を主な材料にし、まずは稲を日に当てて乾かして、外側の硬い部分を取り除いてから使用します。稲藁の大きさや向きを整えたら中心部分を握って半分に折り返し、端っこをゴムで固定、これだけで稲藁マッサージ棒が出来上がり。一見簡単そうに見えますが、コツを掴むまで少しかかります!
稲藁マッサージ棒が完成したら軽く肩を叩いてみてください。凝り固まった筋が伸びて筋肉が柔らかくなり、血行が促進されてポカポカになります。使い心地は弾力があり、硬すぎず、なにより使う度に爽やかで癒される稲の香りが心地良いのでオフィスの中でも池上の稲田にいるような気持ちにさせてくれます!
住所: 臺東縣池上鄉中山路302號
電話番号: 089-862-010
営業時間: 08:00–15:30 (土日休業)
入場料:お店にご連絡下さい
観光目安時間:1時間半
八箇所目
村のスローライフを享受しましょう
茶田關舍民宿
茶田關舍Villa民宿には全部で六つのタイプの部屋があります。ツインベッドルーム、親子ルーム(三人部屋)そして四人ベッドルームです。その中でも「童言」と「童語」の二つは子供が泊まるのにぴったりのお部屋、用意されているおもちゃは定期的に新しいものに変えているので親御さんも安心して遊ばせられるのでゆっくり休んで心のリフレッシュができますよ。インテリアは空間を広く感じるデザインになっており、採光が良く自然の風が拭いてくる室内はとても快適。一日中音楽を聴いたり本を読んだりと、ゆったりした時を過ごせます。また、付近には住宅と稲田しかありませんので、とても静かなリラックス時間は邪魔されることがありません。昼は窓の外に広がる美しい山々の景色や稲田を眺め、夜は星のきらめきを楽しめます。最後に、オーナーの手作り朝ごはんには定評があり、朝ごはんを目当てに来るお客さんもいるほどです。期待に胸を膨らませて訪れて下さいね!( Photo Credit: IG @teatien_bnb )
住所: 臺東縣關山鎮平等路99號
電話番号: 089-815-098