台湾東部特有の山の幸、東海岸一帯の豊富な潮間帯資源と美味しい果実は、原住民族の人々に絶えず豊富な食材をもたらしています。原住民のメニューなし料理は、季節ごとの食材により作られており、台東地区の現地食材を用い、季節ごとにメニューのテーマを変えています。原住民の料理は、山の幸、狩猟で獲れた獲物、そして海鮮があります。その中には、檳榔(びんろう)の葉鞘に加え、熱々に焼かれた石でできた石鍋、野生の採りたての野菜、海産物の塩焼き、それから、伝統的なもち米から作られた竹筒飯、粟から作られた小米阿粨(シャオミ・アバイ)(本来、この小米阿粨は特別な日、または祭日にしか食べられません)がレモン小米酒やもち米酒とセットになっているのが特徴です。ここでは、異族文化料理の特色を知ることができ、また、彼らの質素ながらも優しい心遣いに触れることができます。