台東は「慢經濟(スローエコノミー)」の発展を積極的に行っており、その利点にそって過去3年間で豊富な天然資源を利用した自然製品や生態系の永続、原住民の持つ伝統生活の知恵や飲食文化を合わせた特別な部落ツアーを作り上げました。観光客が原住民の飲食文化やそれにまつわる物語、食に関する知恵などに対して理解を深められる部落グルメトラベル産業を打ち出し、現時点で23の商店と16の部落がトラベルプラットフォームに加わり、5千万を超える収益を上げました。沢山の原住民が伝統作物の栽培やツアーガイド、ホテルスタッフに従事するようになり、部落産業に携わるためにUターン帰郷する若者も増加しています。
今年は部落経済活性化の為、一次、二次、三次産業を統合すると共にデータサイエンスや体験アクティビティなどの要素を加え、これらを六次産業へとバージョンアップさせていきます。バーチャルリアリティを通じて「台東部落食尚旅遊(台東部落グルメトラベル)」ブランドを推進し「台東部落食尚旅遊服務中心(台東部落グルメトラベルサービスセンター)」を台東市街地にある「伊塔原旅(ita原旅台東県原住民文化会館)」に部落ツアー情報を提供できる全国初の空間として整えました。今後知名度を高め多様な顧客層に対応できるようサービスを向上させる為、データサイエンスを組み合わせた全く新しいOTA「台東部落旅遊服務平台(台東部落トラベルサービスプラットフォーム)」システムを導入し、OMO型店舗システムを導入、飲食店のデジタル化支援を行い、グルメショップや旅行情報をワンストップで得られるようにすることで部落旅行は全く新しい時代へと突入し、部落経済の安定発展に対する助けとなる他、新しい顧客層の開拓が可能となりました。(図:FB@台東部落食尚)
OTA「台東部落旅遊服務平台(台東部落ツアーサービスプラットフォーム)」:https://www.ttstylefood-travel.org/