2024 年に饒慶鈴県長が率いてイタリアで開催された世界大会(Terra Madre- Salone Del Gusto)に参加したのに続き、台東スローフード代表団の6チームが熊本県水俣市で開催された第 2 回テッラマードレ・ジャパンに参加し、台東の食文化を紹介するとともに、日本各地の 80 組を超えるスローフードコミュニティと交流を行った。

水俣市は 1956 年に世界的に知られる水俣病が発生した地域であり、その後、有機農業の推進や環境再生に積極的に取り組み、1992 年には日本初の「環境モデル都市」となった。現在では、人と自然が再びつながるモデル都市として、本年会の開催地に選ばれた。
年会ではフォーラム、料理ワークショップ、市場販売など多彩な企画が行われ、日本、台湾、韓国、香港、タイなどから多くの参加者が集まった。台東県政府は招待を受け、
「日出禾作」、「癡愛玉」、「出力釀」、「旗遇海味」、「艾蘭哥爾咖啡」、「蓋亞那工作坊」
の 6 組を派遣。台東に根づくアミ族の Siraw と酒醸文化、在来種のオーギョーチ、スローフィッシュの考え方、天然素材の器づくりなど、多様な食文化と持続可能な実践を紹介し、「人と人、人と自然のつながりを取り戻す」という年会テーマに応えた。
なかでも「癡愛玉」チームはメインステージに登壇し、台東に自生するオーギョーチの物語を紹介しながらの調理実演は多くの日本の来場者や海外参加者の注目を集めた。今回の展示には、台東の約20名のスローフード仲間も参加し、台東の飲食の精神と風味を海外で大きく花開かせました。
また代表団は年会以外にも、熊本周辺の食農事例を視察。特産である栗の産業の発展、阿蘇牛の認証制度、百年酒蔵などを訪れ、日本の地方創生と持続的な産業づくりの取り組みを学んだ。台東県政府は、今後も国際交流を深め、得た経験を台東のスローフード推進や持続可能な農業の糧として活用していくと述べた。



