観光の認知度向上と国際交流を促すため、台東県政府は華府旅遊集団と協力し、8月30日に台東－ベトナム間の直行チャーター便第3便を運航しました。今回のフライトでは、228名のベトナムからの観光客が台東を訪れ、地元の美食、自然景観、そして原住民族文化を体験しました。同時に、台東からも101名の住民がベトナムへ向かい、国際観光発展における着実で持続的な成果を確立しました。
特筆すべきは、ベトナム最大の旅行会社であるサイゴンツーリストの総経理も今回の訪問団に参加したことです。サイゴンツーリストは国営の大手観光企業で、旅行社、ホテル、車両事業を運営し、国内外で強い影響力を持つ観光産業チェーンを有しています。今回の参加は、今後さらに多くのベトナム観光客を台東に誘致する新たなきっかけとなります。
台東県交通及観光発展処の卜敏正処長によると、今回が台東－ベトナム間のチャーター便は3便目となり、これまでに約1,000人近い外国人観光客を迎え入れたとのことです。ベトナムからの観光客は、農村体験、知本国家森林遊楽区の散策、池上伯朗大道でのサイクリング、東海岸自然奇景の探索など、台東の魅力を深く楽しみました。一方で、台東からも約900名の観光客がベトナムへ赴きます。
陳盛山副董事長（華府旅遊集団）は「今回の直行チャーター便は、双方の旅行を便利にするだけでなく、台湾の国際観光の発展を推進するものです。今後もベトナムの業者と協力し、より多様なチャーター路線を企画して、国内外のより多くの旅行者に台東の美しさを知ってもらい、観光産業の持続的な成長を促していきます」と述べました。
また、台東住民が参加したベトナム5日間の旅も非常に充実していました。ドリーミーな紅砂丘での夕日観賞、仙女渓での奇岩探訪、ホーチミン市のロマンチックなピンクの大聖堂の訪問、メコン川クルーズでの果樹園、養蜂場、ココナッツキャンディ工場、そして青々とした水椰林の探索、さらに歴史ある永長寺の見学など、文化と自然が融合した旅程は、参加者に忘れられない思い出を残しました。
