海岸の美しさを保ち離島観光のクオリティを向上させる為、台東県政府は長年に渡って綠島と
海岸の美しさを保ち離島観光のクオリティを向上させる為、台東県政府は長年に渡って綠島と蘭嶼の地元業者や学校と協力し「海岸アダプトプログラム」を推進してきました。
6つの地元団体が参加した今年のアダプトプログラムで行われた海岸清掃の距離は3486.84キロメートルにも及び、106名が参加した同時開催のビーチクリーン活動では計636.6キロの海洋廃棄物が集まりました。このような活動を通してゴミのポイ捨てをしない習慣を人々の意識に根付かせることにより離島のビーチを清潔に保ち環境衛生の質を高め、より多くの人々が海洋生態の保護に取り組むことでこの青く美しい景観を保護することが期待されている。
饒慶鈴県長は綠島と蘭嶼に根付いた文化は台東県の持つ特徴の一つであると共に重要な観光資源であり、県政府は「スローライフ」、「責任ある観光」などの良質な観光スタイルを推進し「海岸アダプトプログラム」を通じて地元の業界関係者の認識と参加率を向上させる事で国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の第14項目「海の豊かさを守ろう」と第11項目「住み続けられるまちづくりを」を実現する為の協力が得られることを期待していると述べた。
環保局によると毎年推進しているこの「海岸アダプトプログラム」は協力団体の能力によってアダプト範囲が設定され、定期巡回及び清掃活動が実施される事になっている。今年は綠島鄉にある綠堤休閒事業有限公司、朝日溫泉、澎坊股份有限公司そして蘭嶼鄉にある藍海屋、星夜民宿、椰油國民小學がこの活動に参加しており環保局は離島の美しい環境と、緑島と蘭嶼の生態系を持続可能なものとするために行動してくれた彼らに対する感謝を述べた。
海岸アダプトプログラムに参加してくれた朝日溫泉と澎坊股份有限公司は自分たちが海岸そして海洋生態の保護に取り組めた事を光栄に思うと述べた。海岸アダプトプログラムは海岸美化のみならず、全ての国民が美しい海岸を維持する為の行動を自主的に行う習慣をつけ、海で遊んだ後などはゴミを持ち帰ることで離島環境を美しく保ち続けようと呼びかけている。