日本・京都からの大学生7名がこのたび「2025台日里山交流」活動の一環として、台東「永續方舟館(サステナビリティアーク館)」を訪れた。この活動は屏東科技大学・社区林業中心と農業部林業及自然保育署が共催したもので、学生たちは現地での体験を通して、台東がどのように「スローエコノミー」を発展の核とし、環境教育・資源循環・持続可能な暮らしを推進しているのかを学んだ。台東県環保局は、この国際青年交流を通じて、日本の学生たちが台湾の環境政策への理解を深めただけでなく、台東における地域文化とグリーンバリューの融合実践を体感する機会にもなったと述べた。

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台東県政府は、気候変動や環境破壊といった地球規模の課題に直面する現在、環境教育と文化交流が重要な役割を果たしていると強調。今回の国際青年交流は、台湾の環境政策への理解を促進するだけでなく、台東における文化とサステナビリティの革新的な融合を示すものであったと評価した。台東「永續方舟館(サステナビリティアーク館)」は地域の環境と生活体験を取り入れ、市民参加と環境行動を積極的に推進する場であり、国際青年に対して台東の持続可能な実力を紹介する重要な拠点となっている。

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環保局によると、訪問当日、京都の学生たちはまず1階のデジタルインタラクティブ学習エリアで没入型の環境教育コンテンツを体験。その後、2階の展示エリアでは台東における省エネ・低炭素・グリーンライフに関する取り組み成果について学んだ。最後に3階では国産材をテーマとした木工家具の展示を鑑賞し、地域産業とサステナビリティとの結びつきを実感した。また学生たちは、廃棄されたバドミントンの羽根を再利用してエコキーチェーンを作る手作りワークショップにも参加し、「環境=生活」という実践精神を体で感じた。

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環保局はさらに、台東「永續方舟館(サステナビリティアーク館)」は「環境」「生態」「永續(サステナビリティ)」を三大コアとして掲げ、教育と体験を融合した学びの空間であると説明。今後は国際交流をさらに広げ、若者たちのサステナビリティへの理解と共感を深めることで、グリーンな未来を築く土台としていく方針だと述べた。

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