山の上の隠れ家パン屋さん— 知本山上有家麵包店（知本山のパン屋さん）

知本山の丘陵地に隠れるように建てられた古民家が今回紹介するパン屋さん、中へ進むと焼きたてパンの美味しそうな香りが漂ってきます。お店というよりどちらかというと普通のお家といった雰囲気の店内にはカフェのような設備はありませんが、お客さん達は友達に会いに来るような気軽さでお店を訪れます。オーナーのNeoさんとIrisさんは台中出身、知本の大自然と美しい環境が気に入って夫婦でこの山の上のお家へ移住してきました。Neoさんは無類のパン好きで、今のパンを作れるようになるまで色んなお店に弟子入りして発酵とパン作りの技術を磨きました。四種類の欧風パン（食パン・ライ麦パン・ワイン胡桃パン・黒胡椒チーズパン）をメインに作っており、毎日用意するのはその中から2、3種類。生産数は多くありませんので購入するには事前予約が必要です。（図：IG@neolu4444）

「美味しすぎて我を忘れる」、「美味しすぎて腹が立つ」、「このパンのために知本に引っ越したい！」そんな口コミが溢れるこの山の上のパン屋さんは名実ともに台東の隠れ家的美食スポット、広告に頼らず口コミだけでたくさんのお客さんが訪れる人気店です。訪れるお客さんが皆声を揃えて褒め称えるシンプルで気取らないこの食パン、他のお店のパンとは何が違うのでしょうか？中はふんわり外はパリッともちもち感があって、噛めば噛むほど味と香りが感じられます！卵・牛乳・調味料を加えずに天然酵母を使用しており、カシューナッツやドライフルーツを加えるとその香りが一層引き立ち、あと一口あと一口と美味しすぎて止まらなくなってしまいます。さらにお店ではパン以外にもコーヒーをいただくことが出来ます。お客さんが選んだ豆と好みに合わせて淹れてくれた香り高いコーヒーと美味しいトーストをいただきながら、お店にかかっているジャズに耳を傾ければ心からリラックスした時間を楽しめます。オーナーはレコードで音楽を聴くのが大好きなんだそう。なるほど、交響曲を聴きながら発酵したパンだからこんなに美味しいのかと納得してしまいます！（図：IG@neolu4444）