環境に優しい夜市で新しい体験を — 臺東観光夜市
今年は新型コロナウイルスの影響で海外旅行ができず、台湾・台東は台湾国内観光地の中でも人気が高く、夜市も多くの人で賑わいました。 台東環境保護局の統計によると、今年6月分の台東のゴミ量だけでも昨年の同時期に比べて386トンも増えています。つまり毎日12~13トンものゴミが増えたことを意味し、環境に大きな負担をかけています。
台東縣政府、台東縣環境保護局および台東観光夜市推進協会が協力して、快適で環境に優しい夜市環境を実現し、台東観光夜市は台湾全国にある22の環保モデル夜市の一つとなり、さらに経済部から二つ星の優良マーケット賞を授与されました。
台東観光夜市は、台湾・中央政府からの「油水分離槽」と「高圧洗浄機」の補助金を取得し、「不髒、不濕、不臭(汚くない、濡れてない、臭わない)」夜市環境を実現しています。 飲食業から排出される排水は油分が多く、パイプを詰まらせるだけでなく、深刻な環境汚染の原因にもなっています。台東環境保護局は、一部の店舗に汚泥トラップ、ストレーナー、油分離槽を設置し、油性排水が側溝に流れ込むのを防止しているほか、高圧洗浄機を購入して夜市周辺の環境を清浄化し、毎晩営業終了後のアスファルトの汚れを徹底的に落とし、夜市の環境衛生を大幅に改善に努めています。
台東観光夜市に並ぶ70近くの出店は、全店一致で環境保全に努め、レジ袋の提供はしておらず、必用の場合はご購入いただいています。今現在、レジ袋を売った総合金額は5万5千元ほどあり、全額植物人間の方々のために財團法人創世社會福利基金に寄付されています。使い捨ての食器やプラスチック容器の使用を減らすために、マイ食器を持参の場合は、プラスサービスなどの割引などが適用されます。台東夜市に行くときは、マイ食器を忘れずに!
台東観光夜市では、環境保護とキャッシュレス社会の流れに乗って、すでに18店舗の出店業者が電子決済機を設置し、その他にも15店舗が申請中です。お客さんは、電子マネーで買い物することができ、様々な消費習慣を満足させるだけでなく、お釣りを出す際の衛生面での心配も軽減され、エコでスマートな夜市を目指しています。