台東のグルメと言ったら、絶対にはずせないのが原住民のレストラン。台東縣府では、12個の部落グルメ店舗を紹介しています。原住民部落の絶品グルメを堪能しましょう!まずは、台東ブノン族(布農族)原住民のレストランを3店舗紹介します。
台東でカキ氷がひとつだけしか食べられないなら、絶対に阿桑剉冰に来ると話す人がいます。30年以上の歴史をもつ阿桑剉冰は、出店から始まり、今ではお店を構えています。台東のシニアたちなら、太陽が照りつける夏には、必ず市場の大きな樹の下の阿桑で粉粿剉冰を食べた思い出があることでしょう。
阿桑で食べているのは、思い出だけでなくたくさんの人情でもあります。一杯35元の剉冰には、お客さんが食べ足りないといけないと、たくさんの氷とトッピングが盛り付けられているだけでなく、氷のおかわりもできるんです!剉冰(カキ氷)のソウルといえば、シロップ。阿啟伯(阿啟おじさん)は、、毎日五時間もかけて紅糖(日本で云う黒糖)を煮込んでキャラメルの香りが香ばしいシロップを作っています。甘すぎないシロップと細かく削られたカキ氷の美味しさは、天下一品です。全ての食材は、添加物を一切加えない当日に作られた新鮮なものばかりなので、素材本来の美味しさが味わえます﹗
一度ここのカキ氷を食べて、素材本来の味、食材の味を知ってしまったら、もう後には戻れません。たくさんのトッピングに阿桑の気前の良さ、そしてこだわり。一杯のカキ氷から溢れる優しさを思い出さずにはいられなくなってしまいます。
(IG Photo:@eatingning)
「津芳冰城」は「城」と呼ばれ、カキ氷の世界のトップにたっています﹗一般の伝統的なカキ氷店とはなんら変わりのない台東で五十年以上の歴史を持つお店ですが、他のお店と比べてカキ氷の種類がすごく多いんです。フルーツジュース、ソフトドリンク、フルーツ、カキ氷、アイスバーなど、たくさんの種類が選べるので、どれにしようか迷ってしまいます。どれも美味しくて、何度来てもフレッシュな気分が味わえます。
津芳冰城のカキ氷は、種類が多いだけでなく味も最高に美味しいんです。今回は、みなさんにお店の人気メニュートップ3を紹介します。
まずは、什錦冰。フワフワのカキ氷に小豆に緑豆、花豆(ベニバナインゲン)、ピーナツ、QQ圓などトッピングがたくさんで、甘酸っぱい苺ジャムがかかっているカキ氷です。カラフルで迫力ある見た目、ピーナツのサクサク感に小豆と緑豆のねっとりとした食感、さらにQQ圓の弾力など、いろいろな食感が楽しめます﹗
次は紅豆湯(おしるこ)。津芳冰城は昔ながらのカキ氷のが味わえる思い出が見つかる場所でもあります!紅豆牛奶冰は、大きな小豆の歯ごたえも甘さもちょうどよく、練乳のかかったフワフワのカキ氷にぴったりです。一度食べたら、忘れられない味です!
甘いカキ氷に飽きたら、しょっぱいカキ氷はいかがですか?鹹冰棒は、津芳冰城の傑作とも言えるアイスで、全國冰品比賽(台湾全国カキ氷選手権)で金商獎と風雲商品獎を獲得したアイスです。結論から言うと、鹹冰棒を食べたら、「アイスは甘いのじゃなきゃ美味しくない」という考え方が変わります!津芳冰城の鹹冰棒は、鹹蛋黃(卵黄漬け)、くるみ、アーモンドナッツ、そして牛乳でできたアイスです。鹹蛋黃の淡いしょっぱさと牛乳の爽やかな香りの絶妙なハーモニー、そしてナッツの食感が楽しいアイスです。この鹹冰棒はリピーターが一番多く、伝統的なカキ氷に負けない人気を誇っています。最初は、試食を兼ねて買ったアイスも、すぐにアイスの虜になって、リピートしてしまいます﹗
冰城のメニューはたくさんありすぎて、どれが一番美味しいかなんて決められません。ぜひ、一度、お店で食べてみましょう!お店の氷は、飲用水作られています。安心してアイスマンになるまでたくさん食べちゃいましょう!
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正東山冰屋は、台東で一番歴史が長いカキ氷店のはずです。思い浮かぶソフトドリンクとカキ氷などのアイスは、全部お店で提供されています。今回紹介するのは、蛋黃雪綿冰。正東山冰屋の魔力がギッシリとつまったカキ氷です!
テーブルに運ばれた蛋黃雪綿冰を見ると…あれ ﹗?上から見ると、目玉焼きにカラフルなチョコレートが散りばめられた、超変わった一品だ。トッピングは卵焼きとチョコレートだけで、練乳に似たクリーム色のソースがのっていて…。これが噂のメニュー?じゃぁ、まずは写真を撮って、黄身を崩してフワフワのカキ氷と一緒に食べてみよう。この時、黄身とチョコレート、カキ氷を混ぜ合わせるのを忘れないで。クリーム色のソースは、練乳じゃなくてバナナ油の香りがして、氷で固まった黄身にピッタリ。爽やかでカキ氷の食感にも合う、すごく特別なカキ氷です!正東山冰屋で、ここでしか食べられない特別で美味しいカキ氷を食べよう!
芒果(マンゴー)雪綿冰、紅豆(小豆)雪綿冰、水果聖代(フルーツパフェ)もぜひ食べてみてね!
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カキ氷は、あなたの胃袋を掴むだけでなく、目も楽しませてくれます。ギラギラの太陽が照りつけると、どうしてもカキ氷が食べたくなります。でも、種類が多すぎると何を選んでいいか悩んでしまいませんか。そんな時は、客來吃樂で昔ながらの美味しさを楽しみましょう。「客來吃樂」の名前と思いはとてもシンプルで、お客さんに美味しく食べてもらって、ハッピーな気持ちでお店を後にしてほしいとの願いが詰まっています。ここ数年、お店では大腸蚵仔麵線、黑糖桂圓緑豆算、緑豆算刨冰の3種類のメニューしか提供されていません。メニューは少ないですが、先代からの味をしっかり受け継いだ美味しさが味わえます。
黑糖桂圓緑豆算は、黑糖桂圓で香りを出してから、皮なしの緑豆を加えて煮込み、最後にピーナツパウダーをかけています。また、緑豆算刨冰は、フワフワのカキ氷に黑糖ソースと緑豆算、さらにたくさんのトッピング(大紅豆(大納言)、小豆、緑豆、ハトムギ、黒米、仙草)の中から三種類選んでトッピングができます。
昔ながらの味は、流行には程遠いかもしれませんが、歴史を感じることができます。流行に惑わされず、昔ながらの味を伝え続ける客來吃樂は、台東人のあまくて温かい思い出でもあるのです。
(IG Photo:@thefoodiefitness) (Header、Featured IG Photo:@thefoodiefitness)
「雪花冰」は、暑さがやわらぐだけでなく、見た目がなんだかファンタスティックですよね。テーブルに運ばれた雪花冰は、口に入れる前から見ているだけですごくウキウキした気分になります。こんな「魔力」は他の食べ物じゃあんまり見られないですよね!
暑く苦しくい台東の夏に濟州冰舖のテーブルに並ぶのは、普通のカキ氷ではありません。「小さな冰山」です﹗どこのカキ氷店にでもありそうな氷の塊、フルーツ、そして雪花冰。でも濟州冰舖には、この店ならではのこだわりがあり、出来上がった雪花冰は本当にふわっふわなんです。
まず、いくつかメニューを紹介しましょう。カラフルさが好きな人は「彩虹冰」はいかがですか。スイカの赤、マンゴーの黄色、レモンの緑、それからあなたの心のアクアブルー。まるで虹が見えたみたいに、希望が溢れてきそうです。「洛神雪花冰」は、あまずっぱいローゼルとふわふわのマシュマロがミルクと合わさり、口の中ですぐになくなってしまう雪花冰とは最高の組み合わせで、乙女心をくすぐります!
昔ながらの味が楽しみたい人は、ぜひ「清涼麻糬雪花冰」を頼んでみてください。伝統的なトッピングの小豆や芋圓(タロイモだんご)、愛玉、粉粿、仙草などが黑糖ソースがたっぷりかかったカキ氷にトッピングされ、さらにお店のオススメの伝統的なスイーツ、手工麻糬(手作り餅)がのっています!まさに、伝統とイノベーションの最高なタッグです。量がちょっと多いなぁ、でも雪花冰とお餅も食べたいという人は、「濟州雪花冰」がおすすめです。じっくり煮込んだ小豆と手工麻糬がトッピングされ、牛奶冰(ミルク氷)にライスチップやアーモンドチップ、そして五穀パウダーがトッピングされた爽やかな甘さが楽しめます。
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