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三代にわたり受け継がれる、成功鎮の老舗菓子店

成功鎮にある「福和成餅店」は、1931年創業の老舗です。初代の洪錫柳さんは南投から台東へ移り、当時の和菓子店の職人から菓子作りの技術を学びました。戦後に店を引き継ぎ「福和成」と名付け、二代目になると従来の菓子作りを受け継ぎながら、家族の食文化を取り入れ、草仔粿や紅亀粿などの伝統的な客家の米菓子も加わり、現在の福和成ならではの味が少しずつ形づくられていきました。

現在は三代目へと受け継がれ、今も手作りと毎日の作りたてにこだわり、地元の食材を使って菓子を作っています。看板商品のもちは、いくつもの工程を重ねて作られ、香りよくもちもちとした食感に仕上げられ、ピーナッツ、ゴマ、あずき、緑豆など昔ながらの味がそろいます。草仔粿には自家栽培の有機ヨモギを使い、大根の細切り、エビ、豚肉を合わせて作られています。また、台東の伝統菓子「封仔餅」も販売しています。豆餡を包んだ菓子を赤い紙で包んだもので、土地の特色を感じられるお土産のひとつです。

90年以上にわたり、福和成餅店は日本の製菓技術、客家の米食文化、台東の地域に根付いた食文化をひとつの老舗菓子店の中で受け継ぎ、世代を越えて親しまれてきた味を成功鎮に残し続けています。

店内の商品には中国語と英語の表示があり、海外から訪れる旅行者も、福和成の伝統菓子や特色ある味を知ることができます。(写真提供:福和成餅店)