台東ほろ酔い小旅行—曲禾酒莊

曲禾酒莊という名前は、この土地の特色を反映しています。「曲」は曲がりくねった鹿鳴溪を、「禾」は酒造のある卑南鄉初鹿休閒農業區の収穫を表しています。高地の新鮮な空気は作物の成長に適しており、良い山、水、土壌のおかげで甘くてまろやかなお酒を作ることができます。

酒造に到着すると、オーナーがまるでご近所さんが遊びに来たかの様に親しみを持って出迎えてくれます！お酒をいただきながらお店を始めた由来などオーナーの話に耳を傾け、ここで作られたお酒が他のお酒とどう違うのかを学びましょう。オーナーは十数年間明豊郷の梅販売のリーダーを務めており、梅の生産量を増やして県外への販売を促進する他、市価の半額で付近の農家から梅を買い取り脆梅（カリカリ梅）・軟梅（台湾梅干）・梅酢といった梅加工品を製造し、積極的に明豊郷の梅をブランド化しています。その一方でお酒の醸造に興味を持ち、屏東科技大學と輔仁大學にて酒造りを学ぶなど産地の特産物を生かした美味しいお酒の研究を続け、醸造許可を申請し、厳格な審査を通過し、台東初の認証を受けた合法酒造のオーナーになったのです。

曲禾酒莊では、オーナーがコストを度外視して台東の優良な農作物を使って作り上げた枇杷酒、シナモン酒、梅酒、台湾米酒に桂花酒といったお酒を提供しています。特にここ以外でお目にかからない枇杷酒は「コストがすごくかかっているお酒だよ！」とのこと。枇杷酒は他のお酒に比べて必要な材料が多く、オーナーは枇杷の木を自家栽培し独自に調合した有機培養液を果樹園に使用しています。オーガニック認証を受けたこの農場で作られたお酒のうち、シナモン酒、梅酒、台湾米酒は國立中興大學によるオーガニック認証を取得しています。農薬不使用・科学成分不添加で自然の美味しさを味わえます。

酒造ではお酒の試飲だけではなく、新鮮な台東産の梅を使った梅酢DIY教室も開催しています、氷砂糖と果実酢を混ぜたオリジナルの梅酢ですので興味のある方は早めにご予約を。 またDIY教室に参加した方は敷地内のオーガニック果樹園で醸造プロセスを学ぶ他、自家製の蜜餞（ドライフルーツ）もいただけます。（写真提供：曲禾酒莊）

【飲酒運転及び18際未満の飲酒禁止】