“Happiness is the meaning and the purpose of life, the whole aim and end of human existence. —Aristotle”
古代ギリシャの哲学者、アリストテレスは「幸福は人生の意味および目標、人間存在の究極の目的であり狙いである。」という名言を残しています。これは、幸福感は、個人の想いのみが存在し、個人の内側から外側へ発せられ、平凡の生活を満たすものであるという「幸福主義」の理念からきています。
アメリカ・ジョージア州に生まれのJeff Pikeは、ハワイで教員として働いていましたが、イベントで台湾の友達と知り合ったことから、アジアへ冒険旅行を始めました。タイ、カンボジア、ベトナムを旅し、そして現在、台湾・台東へたどり着いた彼からは、幸せのオーラが溢れ出ていました。そのオーラはどこまでも広がり、人々を幸せの渦へと巻き込み、皆、彼との話しているうちに、彼から滲み出る幸せのオーラに包まれ、知らず知らずのうちに幸せな気分に浸っていました
初めてJeffに会ったのは2016年の11月の太陽の光が燦々と降り注ぐ午後、県長公館で開催された外国人open mic音楽会でした。彼は、花のバンダナを着け、ヒッピー風のスタイルをしていて、彼の明るい笑顔と素晴らしいオカリナの演奏も、いつまでも人々の心に響き続け、忘れられない印象的なパフォーマンスでした。
「台東はハワイと似ていて、とても気持ちがよくて、ハワイでの日々を思い出させてくれます!」とJeffは、ハワイの地図が描かれたマグカップを片手に、以前住んだことがあるカウアイ島を示しながら話してくれました。彼は、カウアイ島の山脈が海にまで続いていること、台東沿海、特に東河付近の風景がカウアイ島に非常によく似ていること、そして、台東の山峰の魅力、どこまでも広がる海、のんびりとした雰囲気に加え、新鮮な空気がハワイを思い出させてくれると話してくれました。
Jeffは、台東でも教育の仕事に携わり、最初は私立学校で教員として働いていましたが、現在では東海國中(東海中学校)と卑南國中(卑南中学校)の英語教師をしています。「台東の子供達はとても可愛いです。クラスごとのレベルの落差は大きいですが、それでもここで子供達に英語を教える生活がすごく好きです。」とJeffは笑って話してくれました。彼は、台東に居住してからすでに六年程経っていますが、中国語は一言も話せず、聞くこともままならない状態なので、生徒らは、英語でコミュニケーションを取らざるを得ず、これが逆に英語の学習の手助けとなっています。今年の初め、Jeffと七名の外国人教師らは、共同で外国人教師による山野イングリッシュ・ウィンターキャンプを開催し、子供たちを引率れ、2泊3日のイングリッシュイマージョンキャンプで、子供達が自然に英語を学べる機会を設けました。このようなイベントは、時間も気力も使いますが、子供達と触れ合える幸福感は、何にも代え難いもので、有意義な時間を過ごしました。台東以外に、Jeffは以前、台北や高雄にも住んでいました。大都市には、台東にはない生活上の便利性や多元な選択性がありますが、台東には、美しい山や綺麗な水、そして美味しい空気など、お金では変えられられないものがあります。簡単でピュアな生活が好きなJeffは、週末になると友達と都蘭糖廠の小さなバーに集まったり、息子を連れて体育館でサッカーをしたり、そしてたまに鉄花村でオカリナや太鼓のパフォーマンスをしたりしています。このような日々には、これと言った変化はありませんが、地道な安心できる生活でもあります。
Forest Park Lake swim, Biking beside the ocean, Home sweet home Taitung. —Jeff Pike
この短い英語の詩では、Jeffの平凡な台東での生活の美しさと幸せ、そして心の拠り所、そこに「家」があると表現しています。
Mark
ハワイ・カウアイ島の豆知識:カウアイ島(英語:Kauai,ハワイ語:Kauaʻi)、太平洋中部のハワイ諸島の第四大島に数えられ、アメリカハワイ州カウアイ郡の管轄下にあり、島の面積は1430.4平方キロメートル、人口58,303人(2000年統計)。 カウアイ島は火山島で、島の最高地点はKawaikini(海拔1598メートル)、二番目に高い地点はMount Waiʻaleʻale(海拔1570メートル)です。また、カウアイ島は、170キロメートルのカウアイ海峡を隔てたオアフ島の西北に位置しています。カウアイ島は、最後に夏威夷王國に加入した諸島の1つで、1810年までは、カメハメハ大王が島を治めていました。カウアイ島は、ハワイの大きな島の中でも位置し、ハワイ諸島の中でも最古の島であり、ハワイの最初の神様がこの島に住んでいたという伝説があります。この島は、「花園諸島」とも呼ばれ、多くの人々がカウアイ島の多くの植物や景色が他とは異なると認識しています。ここでの戸外スポーツは、どことも比べものになりません。カヤック(kayak)で壮大な火山懸崖の麓にあるナ パリ コーストを通過したり、公園で騎馬を楽しんだり、また、ヘリコプターでカウアイ島の驚くような風景を見たりできます。どのような方法でカウアイ島を遊覧しても、この島の美しさに興奮し、唯一無二の自然植物や鳥類に出会えます。カウアイ島は、サトウキビ、熱帯雨林、原始のビーチや海中の懸崖など、神秘な大農場が融合しているハワイ諸島の最古の島の1つです。553平方マイルのカウアイ島は、近隣の諸島では感じることのできない外界と隔絶され、時刻(とき)までも止まってしまうような雰囲気を体験で来ます。