東日本大震災から15年を迎えるにあたり、当時台湾から寄せられた支援への感謝を伝えるため、日本の作家であり台東県政府国際事務推進委員でもある一青妙が、日台のサイクリスト33人を率いて、9日間・約900キロにわたる台湾一周のサイクリングツアーを行った。一行は3月9日に台東に到着し、2日間の行程の中で金峰郷の介達国小を訪問。県政府や地域住民から温かい歓迎を受けた。

同日午後5時、一行が台東県立陸上競技場に到着すると、国際発展・計画処の李素琴処長と教育処の蔡美瑤処長が現地で出迎えた。両名は饒慶鈴県長を代表し、地元ならではの補給品や特産品を手渡して、台東の温かな応援の気持ちを伝えた。李処長は、台東は国際的な友好都市づくりを推進しており、一青妙が持つ異文化をつなぐ力を通じて、より深い交流につなげていきたいと述べた。蔡処長は、日台の学校間で続いているオンライン交流の成果を高く評価し、教育とは視野を広げるものであり、交流を通じて子どもたちが世界に向けて自分たちの声を届ける機会になっていると強調した。そのうえで、今回の訪問を通じて、台東の真心あふれる温かさを直接感じてもらえればと期待を寄せた。

台東県政府によると、一青妙は作家であるだけでなく、日台の教育交流を支える重要な推進役でもある。2023年11月以降、彼女の積極的な働きかけにより、金峰郷の介達国小と茨城県の生瀬小学校は「国際学伴」プログラムを開始し、毎月定期的にオンライン交流を続けている。介達の子どもたちは、パイワン族やルカイ族の服飾や歌、踊りの美しさを紹介し、生瀬小学校の子どもたちは農作業体験や森林コンサートなど、自然教育に関する取り組みを紹介している。こうした国を越えた交流は、子どもたちの国際的な視野を広げるだけでなく、日本の教員や児童にも台湾の文化の多様性について深い印象を残している。

一青妙は、今回の台湾一周を通じて日台の絆をさらに深めていきたいと語った。今回、介達国小への立ち寄りが特別に組まれたのは、生瀬小学校の児童と教員が用意した思いを込めた贈り物を、自ら手渡すためだった。これは、両校の交流がオンラインから対面へと広がっていくことを象徴するものであり、国を越えた友情が台東でさらに広がっていくことが期待される。




