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台東県政府は地元8ブランドとともに、アジアを代表する食品見本市「FOODEX JAPAN 2026 」に出展した。3月10日には東京ビッグサイトで、「山と海のあいだ」をテーマに台東館を開設。世界のバイヤーや外食関係者に向けて、台東ならではの農水産物の魅力とブランド力を発信し、海外市場の開拓を進めた。

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台東県の饒慶鈴県長は、東京国際食品展について、世界の食品業界が集う重要な交流の場であり、台東の特産品を海外へ発信する絶好の機会だと述べた。台東は豊かな自然環境と農水資源に恵まれ、山で育まれた茶や米、海の恵みまで、多彩な風味を生み出している。そうした積み重ねが、文化の深みと暮らしの美意識をあわせ持つ台東ブランドの個性につながっている。

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台東ブランドの価値は、製品そのものにとどまらず、土地に根ざした営みと、人々が長年積み重ねてきた信頼やこだわりによって支えられている。今回の出展では、農産物や加工品を紹介するだけでなく、「山と海の暮らし」から生まれるスローなライフスタイルやサステナブルな価値観もあわせて発信し、味わいを通じて台東の魅力に触れてもらうことを目指している。

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また県政府は、より積極的な国際展開の方針のもと、市場開拓を本格化している。商談機会の創出にとどまらず、日本の飲食業界や流通事業者と連携し、3か月にわたる「台東祭」を展開。台東の食材を日本の飲食店や消費市場へ届け、展示での発信、料理への活用、実際の販売を連動させることで、海外展開の効果をさらに高めていく。

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台東館には8つの代表的な地元ブランドが集結し、生産から加工までの一貫した産業力を示している。「秋釀慢慢」は自然発酵による洛神酢や果実酢を展開し、農産物の新たな価値を提案する。「允芳茶園」は紅烏龍をはじめとする特色ある茶を製茶技術によって磨き上げている。「博雅齋自然茶園」はITIダイヤモンド賞を受賞し、紅烏龍でも多くの金賞を獲得しており、安定した品質と風味で海外からの注目を集めている。「東太陽製酒」は東海岸の深層海水と刺蔥や荖葉といった在地素材を組み合わせ、地域性を表現した酒づくりを行っている。「梓園碾米工廠」は有機米の生産と食農教育に取り組み、安心で質の高い米づくりを実現している。「皇家穀堡」は契約栽培面積1200ヘクタールを誇り、世界市場への供給体制を確立している。「山漾食品」は釈迦頭(バンレイシ)を活用した果実酒や冷凍果実製品を開発し、農産加工の付加価値を高めている。「花蒔間」は有機フラワーティーを通じて、山野の風味と自然の癒しを表現している。

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産地からブランドまで、台東は多彩な商品と土地ならではの魅力によって、高い市場競争力を示している。今後も日本市場への展開をさらに深めるとともに、「文化・物産・観光」を掛け合わせた発信を通じて、台東ブランドの国際的な認知度を高め、さらなる連携の可能性を広げていく考えだ。

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