台東県の科学教育が再び優れた成果を挙げました。「2026IEYI世界青少年発明展・台湾選抜」の受賞結果が発表され、台東県代表チームは金賞2件、銅賞2件、佳作3件を獲得しました。中でも長浜郷の樟原国民小学校と長浜国民中学校がそれぞれ金賞を受賞し、際立った活躍を見せました。長浜国民中学校の楊天銘、田若晴、李孟恩の3名は「零接触護康天使」により2年連続で金賞を受賞し、安定した実力を示しました。台東県長の饒慶鈴氏は受賞した教職員と生徒を激励し、台東が長年にわたり科学教育とスマート教育を深耕してきたことを高く評価し、地方の子どもたちが国際舞台で輝けることを称えました。

饒慶鈴県長は、「発明は単なる技術の披露ではなく、共感を実践することでもある」と述べました。今回の成果は、生徒たちが日常生活から着想し、社会に目を向ける革新的な力を備えていることを示しています。県政府は今後も創造力教育を推進し、自然科学や生活科技の分野で課題を発見し解決策を提案できるよう支援し、創意を世界を変える力へと育てていきます。

教育長の蔡美瑤氏は、長浜国民中学校のチームが「在宅急性期ケア」のニーズに着目し、行動が不自由な患者に入院水準の在宅ケアを提供する金賞作品「零接触護康天使」を開発したと説明しました。本作品はミリ波レーダー技術を中核とし、患者が装着機器を身につけることなく、心拍や呼吸を24時間体制で監測できます。異常を検知した場合や音声による救助要請があった際には、音声通知、LED表示板、LINE通知を通じて即時に介護者へ知らせます。さらに遠隔映像通話や音声によるドア解錠機能を統合し、在宅ケアの安全性と効率を向上させています。

台東県最北端に位置する樟原国民小学校は全校わずか20名ですが、6年生の廖昱晃、董韋杰の両名が「智能甲虫給餌器」を開発し、小学校部門「便利生活類」で金賞を獲得しました。本作品は映像監視、遠隔給餌、音声操作を統合し、飼育者が常に世話できないという課題を解決します。自然を観察する力と科学技術を応用する能力を示しました。

また、東海国民小学校の林慕帆は祖父への観察から着想し、「高齢者下車省力充気クッション」を開発、銅賞と特別賞を受賞しました。自動充気昇降システムにより高齢者が楽に立ち上がれるよう支援します。東海国民中学校は「多機能爪切りケース」で銅賞、「復健圧電ボール」で佳作を受賞しました。賓茂国民中学校の「静心携帯電話保管箱」、東大附小の「マグカップ漏れ防止補助器」も佳作に選ばれました。
台東県政府教育処は、今後も科学競技や発明創作への支援を継続し、分野横断型学習と実践教育を通じて生徒の革新思考を育成し、台東の教育力が国際舞台で引き続き輝くことを目指すと述べました。



