探訪南橫公路最美東段
中央山脈を横切る南橫公道では壮麗な峡谷の景色が見え、平日は山の中の部落に住む住民たちや農家以外の方はほとんど見ることなく、名所巡りを好む旅人や登山または温泉を楽しむのにも最適
南橫公道の187キロ地点、海抜約700メートルの場所に「霧鹿部落」”Buluk buluk”があります。”Buluk buluk”はブヌン語で部落の付近に泉が湧き出てきたときの音のことです。部落の入り口にはイノシシを背負った狩り人の像があり、ブヌン族の強靭で勇ましい姿の表しであります。
部落はさほど大きくもなく、ほとんどが一階建ての建物で、町中には平穏な雰囲気が漂います。「霧鹿砲台公園」には二機のロシア製砲台が展示され、1927年ごろ日本警察が武力でブヌン族を鎮圧した時に使われた兵器であり一族が奮起し日本軍と戦った痕跡であります。毎年春が訪れる頃、部落には梅の花や李花が満開し、花見の絶好な時期になります。
住所:台東県海端郷霧鹿(台20号道約187キロ地点より霧鹿村支線へ曲がればたどり着きます。)
- 電話番号:089-931370