「デジタルノマドを受け入れる準備はもうできています」──2025年を「台湾デジタルノマド元年」と定めた国家発展委員会は、4月11日に北町文資館で「Nomad Taiwan-台東始動」イベントを開催し、台東県はデジタルノマドのデモエリアとして正式に始動しました。

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始動式には、台東県の饒慶鈴県長、王志輝副県長、国家発展委員会の詹方冠副主任委員をはじめ、日本・韓国・欧米各国からの貴賓が出席。京都府京都市、大阪府泉佐野市、宮崎県日向市の政府・産業代表や、韓国中央政府および釜山創新経済センターの関係者、そして世界各国のノマドたちが一堂に会し、台東がアジアにおけるデジタルノマドの重要拠点となる瞬間を見届けました。

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饒県長は、2021年から国際ノマドとの接点を積極的に構築し、2023年に「TTNomad」プラットフォームを開設。現在までに120名以上の登録があり、地元産業との交流を促進してきたと述べました。今年、国家発展委員会は台東をデモエリアに選定し、台東大学に拠点を設置。生活支援や英語対応の相談窓口など、よりフレンドリーな環境整備を進めています。

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始動式では、台湾デジタルノマド協会(Taiwan Digital Nomad Association)より、国内初となる「デジタルノマド・フレンドリー認証」が17の地元企業に授与されました。今後はさらなる業種への拡大を目指し、暮らしやすい友好的な環境の構築を進めていきます。また、県政府は日本のデジタルノマド官民促進会と覚書を締結し、日台間の人材交流と資源共有を推進する方針です。

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4月12日にはノマドたちが台東の自然と文化に触れる「探索ツアー」が実施されました。饒県長は、台東は自然環境と国際的な友好性に優れており、ワークライフバランスを実現する理想の地だと強調。今後もノマドフレンドリーな環境整備に注力し、台東を世界のデジタルノマドにとって第一の選択肢とすべく尽力すると語りました。

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デジタルノマド・フレンドリー認証を受けた企業一覧:

樂知旅店、路得行旅 台東2館・1館、古栗house民宿、東糖官邸、窩Wo style inn、途中青年旅舍、一品苑、都蘭共好、金地亞哥、美好東河、奧麗雅安莊園、雲舍、茶田關舍2館・本館、加走灣旅店、加走灣inn。

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