台東の高品質な農産物の輸出市場をさらに拡大するため、台東県長・饒慶鈴は2月5日、北京のサムズクラブにて台東アテモヤの新春プロモーションイベントに立会いました。会場には台東アテモヤのマスコット「蜜宝」も登場し、多くの消費者の注目を集め、甘くクリーミーな味わいの台東アテモヤを中国市場に広めることを目指しました。
北京サムズクラブで行われたプロモーションイベントでは伝統的な獅子舞パフォーマンスが披露され、限定版の綿入りジャケットを着た「蜜宝」も消費者と積極的に交流し、旧正月の祝祭ムードを盛り上げました。饒県長は、「台東は高品質な農産物の販路を多様化することに積極的に取り組んでいる」と強調しました。前シーズンでは、台東アテモヤがシンガポールのジャイアント・スーパーマーケットに成功裏に進出し、今シーズンはNTUCフェアプライスへの販路拡大を実現。さらに、今回中国本土の高級小売市場であるサムズクラブに進出したことで、台東の農産物が国際的に高く評価されていることが証明されました。
饒県長は、台東アテモヤは「甘く滑らかな食感で、消費者に大人気」であるとしながらも、2024年には複数の台風被害や関税20%の引き上げといった厳しい挑戦に直面したと説明しました。しかし、台東県政府の指導のもと、農家は栽培管理を強化し、厳格な基準を確実に実施することで、安定した品質を維持しました。
台東アテモヤの国際市場での成功は、単なる甘さやクリーミーな食感だけではなく、厳格な品質管理が行われていることによるものだと、饒県長は強調しました。今回の北京市場でのプロモーションを通じて、より多くの消費者に台東の農産物の優れた品質を知ってもらい、国際市場での競争力をさらに向上させることを目指しています。今後も、台東県政府はリソースを投入し、輸出市場の拡大、ブランド認知度の向上に努め、世界中の消費者に台東アテモヤの独特な美味しさを届けていく予定です。
